グルーポアントリン、ミシガン州に新しい製造工場を開設へ
430人の新規雇用創出が期待
スペインの自動車内装部品サプライヤーであるグルーポアントリンは、アメリカのミシガン州デトロイト郊外に、6,120万ドルをかけて製造工場を開設する予定であると、2月28日付けでオートモーティブニュースが伝えている。また、グルーポアントリンの新しい子会社Antolin Shelby社は、ミシシッピ州シェルビー郡区に建設中の35万平方フィートの建物を賃貸する予定となっている。
このプロジェクトは、ミシガン州戦略ファンドからの業績ベースによる助成金360万ドルを受けており、430人の新規雇用創出が期待されている。
ミシガン州経済開発公社の発表によると、グルーポアントリンの他の工場はフル稼動しており、新しい工場が必要とされている。また、この工場において、どの顧客に向けた製品か、何の部品を生産するのかについては、明らかになっていない。
マグナ社買収により製造工場が必要
グルーポアントリンは、ミシガン州オーバーンヒルズに北米本部を置き、ミシガン州のウェイン郡・マーレット・ウォーレンや、ケンタッキー州、イリノイ州、ミズーリ州において、工場を操業している。今回の事業拡張は、2015年にグルーポアントリンがマグナ・インターナショナル社のインテリア事業を買収したことによる。マグナからは、製造関連の36事業部門と、ヨーロッパ・北米・アジアの約12,000人の従業員を委譲されている。
また、グルーポアントリンは、今年の初めに、シート事業をリア社に3億700万ドルで売却することを発表しており、この取り引きは6月30日までに終了する見込みである。
(画像はAutomotive Newsより)
▼外部リンク
Automotive News
http://www.autonews.com/
Area Development
http://www.areadevelopment.com/
Plastics News
http://www.plasticsnews.com/