ゲスタンプ、ルーマニアで事業活動を開始
現地企業の株式過半数を取得
大手自動車用プレス部品のサプライヤーであるゲスタンプは3日、ルーマニアでルノー・日産グループに部品納入をしている拠点を持つ企業の株式過半数を、ゲスタンプの子会社を通じて取得することで、同国において事業活動を行うと発表した。この企業は自動車産業の集積地であるルーマニアの都市ピテシュティの近郊を拠点としており、2016年の売り上げ規模は1,700万ユーロ、従業員は200名以上となっている。
なお、今回の株式取得は、ゲスタンプがトルコに持つ子会社Beyçelik Gestampによって行われた。

高付加価値製品を製造
今回ゲスタンプの参加になるこの生産拠点では、小型および中型のプレス部品の製造と組み立てを行っているが、今後、より付加価値の高い部品を生産することで更なる売り上げ拡大を図る計画となっている。また、今回の株式取得により、ゲスタンプはルーマニアでルノー・日産グループ、およびフォードへの協力体制を強固なものにしていく方針である。
ゲスタンプは今回ルーマニアで事業を行うことで、21カ国において事業を推進していくことになり、世界中で生産される自動車の8割は、ゲスタンプが事業活動を推進する国と地域において生産された車両ということになる。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
ゲスタンプ プレスリリース
http://www.gestamp.com/