Plastic Omnium、アメリカにおける生産工場の建設に3億ドルを投資
複数工場を新設し、多くの自動車メーカーに供給
Plastic Omniumは6日、テネシー州のチャタヌーガにあるフォルクスワーゲン向けの工場と、カンザス州フェアファックスにあるゼネラルモーターズ向けの工場を新設し、その後、さらにアメリカに2つの工場の建設を開始することを発表した。工場は、サウスカロライナ州のグリアに建設中であり、BMWのX3、X4、X5、X6、そして将来のモデルにおける、全ての大型外装塗装済みボディパーツを提供する。このグリア工場では、サウスカロライナ州のボルボと、アラバマ州のダイムラー向けの供給も行うこととなっている。
さらに、新しくなったテネシー工場では、日本の自動車メーカーの燃料システムを生産する。この2つの最先端工場は、2018年の中頃には操業が開始される予定である。
Plastic Omnium は、3年以上にわたり、アメリカにおいて、4つの新工場の建設に3億ドルを投資し、1,000人程度、地域から従業員を雇用することが期待されている。
北米での市場シェア拡大に貢献
このようなアメリカでの増強された生産能力は、北米におけるPlastic Omniumの市場シェアの拡大を支えている。同社は、2016年にアメリカで14億ドルの売上高を計上しており、同社グループのトップの収益となっている。さらに、グリア工場は、工業プロセス・品質・ロボット化・標準化、また、これら新工場の競争力をさらに改善するために設計された、同社のパイロット「4.0プラント」になる。
こうした生産工場の建設は、同社グループが2016年~2020年に発表した25億ユーロの投資プログラムの一部であり、外装製品(世界シェア15%)と燃料システム(世界シェア21%)という、2つの自動車部門の世界的リーダーとしての地位を強化するものである。
(画像はPlastic Omniumより)
▼外部リンク
Plastic Omnium Press Releases
https://www.plasticomnium.com/