サンデン、自動車用空調システムの違反行為を指摘される
サンデン子会社が違反行為で課徴金を命じられる
サンデンは3月9日のプレスリリースにて、100%子会社のSanden International(Europe)Ltd.(以下SIE)が自動車用空調システムに関して、欧州競争法違反の対象となったことを発表した。欧州委員会はこの違反行為に対し、64,605,000ユーロ、日本円で約7,800,000,000円の支払いを命じた。また、サンデン以外にも日本とヨーロッパの大手自動車部品メーカー5社が独占禁止法違反の対象となった。
大手自動車部品メーカーが行った違反行為はヨーロッパ市場に大きな影響を及ぼし、自動車メーカー、顧客に多大なる損失を与えたと予想される。
欧州委員会の調査以降コンプライアンスの見直しの徹底を図る
SIEは平成23年7月以降、上記取り引きに関する調査に積極的に協力してきた。この調査以降、ルールの見直し、再教育の徹底、監査を定期的に取り入れるなどの改善を継続的に行っている。サンデンは今後もコンプライアンスの強化を行い、顧客及び関係各社の信頼回復に尽力すると明言した。
また、この支払い命令に基づき、3月決算の修正を行い、連結業績予想を修正したものと差し替えた。
(画像はサンデンのホームページより)
▼外部リンク
サンデン プレスリリース
http://www.sanden.co.jp/