NTN、米国のドライブシャフト用部品の生産能力を増強
合弁会社の第2工場を建設
自動車用ベアリング部品の大手サプライヤーであるNTNは、米国におけるドライブシャフト用部品の生産能力の増強を目的として、高雄工業と高周波熱錬の3社で米国に設立した合弁会社TK Precision Axle Corporation(以下、NTK)の第2工場をインディアナ州アンダーソン市に新設すると発表した。NTNは中期経営計画「NTN 100」の重点施策として「ドライブシャフト事業の構造改革」に取り組んでおり、需要地における現地調達率を高め為替変動や事業環境の影響を抑えることで収益を改善することに注力している。
200名の従業員体制
今回の決定はこの中期計画に基づくものであり、米国の堅調な自動車需要を背景に、NTKの生産能力の増強を目的に、第2工場新設を決定した。NTKの新工場は2015年に設立したドライブシャフトの完成品工場であるNTN DRIVESHAFT ANDERSON, INC.に隣接した約162,000平方メートルの敷地に約32,000平方メートルの建屋を建設し、ドライブシャフトの旋削と熱処理加工を行う計画である。
なお、新工場の建設は2017年4月から順次着工し、2018年4月から量産を開始して2021年には約200名の従業員体制となる計画となっている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
NTN ニュースリリース
http://www.ntn.co.jp/japan/news/press/news201700011.html