ボルグワーナー、江西五十鈴汽車にパートタイム4WD部品を供給
ピックアップトラックに搭載
米国の大手自動車部品サプライヤーであるボルグワーナーは、パートタイム4WD用トランスファーケースを中国の江鈴汽車集団と日本のいすゞ自動車の合弁会社である江西五十鈴汽車に供給すると発表した。今回、供給が決定したトランスファーケースは、中型トラックの2016年型AWD2.8リッターディーゼルRuimaiに搭載され、同社が今後発売するピックアップトラックにも採用される予定となっている。

燃費向上にも貢献
ボルグワーナーの最新技術を搭載したこのパートタイム4WDシステムは、電子式シフト・オン・ザ・フライ(Electronic Shift On-the-Fly)技術を備え、2輪駆動と4輪駆動間の迅速かつスムーズな切り替えを行うことで、オンロードとオフロードにおいて高い運転性能を発揮することができる。また、このトランスファーケースは軽量化設計となっており、燃費向上にも貢献することが可能となっている。
ボルグワーナー・パワードライブ・システムのプレジデント兼ゼネラルマネジャーのStefan Demmerle氏は次のように述べている。
「江西五十鈴汽車のピックアップトラックにわれわれの最新4WD技術が初めて搭載されることは非常に光栄なことである。ボルグワーナーは長年にわたり4WDソリューションを開発してきた実績があり、われわれのトランスファーケースはダイヤルボタンの操作で簡単に車両の運動性能の向上させることができる。また、中国での現地生産とエンジニアリングサポートが可能であることから中国の自動車メーカーに有益なサプライヤーとなることができる。」(プレスリリースより引用)
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
ボルグワーナー プレスリリース
https://www.borgwarner.com/