ボルグワーナー、スバルに可変カムタイミング技術を供給
スバル・インプレッサに搭載
自動車用部品の大手サプライヤーであるボルグワーナーは24日、新型のミッドポジション・ロック型のコンパクト・カム・トルク駆動(以下、CTA)可変カムタイミング(以下、VCT)技術を、スバルの1.6リッターおよび2.0リッターボクサーエンジン向けに供給すると発表した。2017年型インプレッサより、ボルグワーナーの軽量コンパクトVCTが搭載される予定であり、これによる精巧なバルブタイミングから低オイル消費および高い燃費効率に加えて高いエンジンパフォーマンスを提供することが可能となる。

スバルの米国工場に供給
ボルグワーナー・モーゼ・システムのプレジデント兼ゼネラルマネジャーのJoel Wiegert氏は次のように述べている。「スバルの技術要求に応えるため、われわれのVCT技術を吟味した結果、新型のVCT技術を用いることでより小型で軽量化しても対応できることが明らかとなった。これまでもスバルには日本工場で生産したVCT製品をスバルに供給しているが、最新型のVCT製品をスバルの米国工場にも納入できることを嬉しく思う。」(プレスリリースより引用)
ボルグワーナーのCTAフェーザーは従来型のVCTシステムと比較すると、より幅広いエンジン回転数と温度領域において柔軟にバルブを駆動させることが可能になっている。
特許のミッドポジション技術が必ずシリンダーをストロークの中間に停止させることでエンジン再スタート時を容易に制御することができる。
また、このVCT技術に加えて、ボルグワーナーはサイレントチェーンをオイルポンプの無段変速機向けにも供給している。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
ボルグワーナー プレスリリース
https://www.borgwarner.com/