Motherson Sumi Systems、フィンランドの自動車部品大手PKCグループを買収
中国と欧米市場で存在感
Motherson Sumi Systemsは、フィンランドに本拠を置くグローバル自動車部品大手のPKCグループを約5億7,100万ユーロで買収したと発表した。
「中国での大幅な成長計画を持ち、アメリカとヨーロッパの市場で顕著なプレゼンスを持っているPKCグループの株式を93.75％所有することに成功したことを非常に嬉しく思っています。これは、投資家を含む株主全体に向けて強化した価値を創成するために、これらの市場に焦点を当てているという我が社の施策と同調するものです。」（プレスリリースより引用）
さらに、Sehgal氏は、同社の年間平均成長率が40％に達していること、今後も大きな成長の可能性があり、輸送業界にとって世界的に好ましいソリューションプロバイダーになるために引き続き努力していく意向を示した。
両社の株主から好反応
Motherson Sumi Systemsは、世界中の顧客にフルシステムソリューションを提供することに引き続き注力し、さらに、同社の運用ノウハウとPKCの技術ノウハウの統合により、顧客とサプライヤーにさらに価値をもたらすことが期待される。同社は従業員の研修に重点を置き、ワイヤハーネス事業を成功裏に成功させており、設計からモジュールまでの高度な垂直統合を備えた複数の工場の管理体制は、PKCの可能性を最大限に引き出すのに役立つ。
製品と市場の拡大に焦点を当てたアプローチにより、2015年～2016年度において57億ドルの売上高を達成しているMotherson Sumi Systemsにとって、今回の買収は2002年以来16番目の買収となる。
この買収に対して支払われた対価総額は約5億7,100万ユーロで、PKCの株主からの非常に好意的な反応によって、契約は予定された時間内に完了した。同社はまた、公開買い付けの完了前に、買収前の規制上の承認すべてを取得している。
（画像はMotherson Sumi Systemsより）
▼外部リンク
Motherson Sumi Systems
http://www.motherson.com/