トヨタ紡織、タチエスと業務提携
環境変化に対応
トヨタ自動車系列で自動車内装品と自動車用フィルターの大手サプライヤーであるトヨタ紡織は30日、独立系の自動車シートサプライヤーであるタチエスと自動車用シート事業におけるグローバル市場での競争力強化を目的として、業務提携契約を締結すると発表した。今後、自動車産業における急速な環境変化により、自動車シートに求められる機能・価値が今までにないスピードで変化していくことが見込まれていることから、トヨタ紡織とタチエスは業務提携を通じて将来を見据えた新たな技術開発やモノづくり革新により、一層の競争力強化に取り組む計画である。

3分野で業務提携
トヨタ紡織とタチエスは、今後この業務提携を通じてシートフレーム・デバイス(機構部品)等の開発段階における協業検討や、両社の技術面・生産面でのそれぞれの強みを活かしながら、自動車メーカーの期待を超える魅力のあるシートづくりを一層強化していく方針である。今回の業務提携の内容は、生産拠点・設備の相互活用、既存部品の相互供給、新規部品の開発検討、の3分野となっており、両社が保有する経営資源、知見、ノウハウ、を相互活用し、さらなる競争力の向上を目指すとしている。なお、業務提携契約締結の日程は3月30日となっている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
トヨタ紡織 ニュースリリース
https://www.toyota-boshoku.com/