NSK、世界初のシャフト冷却成形技術を発表

世界初の電動パワーステアリング用シャフト冷却成形技術
NSKは3月30日のプレスリリースにて、世界初の電動パワーステアリング用シャフト冷却成形技術を開発したと発表した。

この技術の開発により、EPS用部品の安全性が高まり、かつ軽量化に成功した。

トルク伝達ユニット部分では15%の軽量化に成功
トルク伝達ユニットでは15%、全体の重量では2.5%も従来品と比べて軽量になった。

さらに、従来品では、トルクセンサシャフトの2部品を圧入・加締め、シャフトヨーク部分もこれにプラスして溶接を行ってきていた。このように今までバラバラだった2部品を一体化することで、さらなる安全性の向上にも成功した。

軽量化によりさまざまなメリットがある
軽量化に成功することで、省エネ、省資源を実現し、安全性、ユーザーの安心を獲得することに成功することができる。また、溶接廃止を実行することで、製造時に排出されるCO2削減に貢献することができた。

NSKは最先端技術の更新で、さらに自動車の安全性を高め、ユーザーの快適性だけでなく環境への配慮も行っていくと明言した。また、今後も日々、最新技術を駆使して製品の品質の向上、現地での原材料の調達・生産を行い、グローバルに収益を上げることを計画していると発表した。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

NSK プレスリリース
http://www.nsk.com/jp/news/2017/press0330a.html