SKF、マレーシアにおける球面ころ軸受の生産能力拡大に投資

生産性や拡張性が向上
SKFは、マレーシアのニライに、球面ころ軸受の生産を拡大するために4,500万スウェーデン・クローナを投資したことを発表した。この投資によって、同社グループ会社の製造能力とフレキシブル性が、さらに改善されることとなる。

ベアリング部門のLuc Graux代表は、この投資によって、地域レベルおよびグローバルレベルにおいて、顧客の要求を満たす能力を迅速に向上させる可能性について言及し、次のように説明した。
「この新しい設備には、社内で開発された、リングとペアリング用自動トレーサビリティのための最新のソリューションが含まれます。それは、拡張性も向上させることであり、イェーテボリで既に稼働しているものと同様の、自動化された組み立てプロセスに対して将来的に投資することを決定していくべきです。」(プレスリリースより引用)

このマレーシアの新しい球面ころ軸受の設備は、2017年の終わりに運用が開始される予定。

ドイツや中国の設備導入にも投資
SKFは、2017年に入ってからも、様々な投資を実施している。

1月には、ドイツのシュヴァインフルトにおいて1億4,500万スウェーデン・クローナを投資し、大型ベアリング生産の競争力向上のために、新しい自動化されたハード加工設備をインストールしている。

これを最新の接続ソリューションと組み合わせることで、リセット時間を短縮し、生産バッチサイズの柔軟性を高めることを実現し、また、新しい熱処理プロセスも導入され、プロセスがより効率的になってベアリング性能も向上した。

また、同じく1月に、中国の大連において、ローラー製造能力を向上させるために7,000万スウェーデン・クローナを投資している。この投資により、同社グループの製造能力が改善され、中国におけるサービス能力が強化されている。

(画像はプレスリリースより)


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