コンティネンタル、高度ブレーキシステム「MK C1」が2017年PACEアワードを受賞
9年連続で受賞
コンティネンタルは、同社の高度ブレーキシステム「MK C1」が、2017年Automotive NewsのPACE(Premier Automotive Suppliers’ Contribution to Excellence)アワードを受賞したことを発表した。PACEアワードは、業界における革新のベンチマークとして世界中で認められているもので、この負圧レスブレーキシステムは、同社として9年連続での賞獲得となる。
授賞式は、デトロイトのMax M. とMarjorie S. Fisherミュージックセンターにおいて、2017年4月3日に開催された。
コンティネンタル北米の最高経営責任者(CEO)であるSamir Salman氏は、次のようにコメントした。
「我が社の高度ブレーキシステム「MK C1」がPACEアワードを受賞したことを光栄に思います。我々の目標は、モビリティをより安全に、より効率的に、より快適にすることです。そのため、我が社のエンジニアにとって、その業績が認定されたことは大変喜ばしいことであり、これにより、さらなる最先端技術の開発を行う意欲が引き出されます。」(プレスリリースより引用)
安全でダイナミック、高効率
この革新的な電子ブレーキシステム「MK C1」は、タンデムマスターシリンダーとブレーキブースター、ABSおよびESCの制御システムを、コンパクトで軽量なワンボックス設計モジュールに統合し、「ブレーキバイワイヤ」設計により、ブレーキエネルギーの100%回復を可能にする、安全でダイナミックな走行とエネルギー効率に大きく貢献するシステムである。さらなる利点には、約30%の軽量化、リモートコントロール、コンパクトなユニットでの効率的な制動ダイナミックスなどが挙げられる。
また、「MK C1」は、従来システムの2倍の速さである150msの制動時間でブレーキ圧力を高めることが可能であり、追加のシステム導入をすることなく、高いレベルの快適性を提供しながら、回生制動システムの要件を満たしている。
同社は、アルファロメオの新型ジュリアに「MK C1」を供給している。
自動車サプライヤーの優れた業績を評価
コンティネンタルは、2016年に、双方向長距離通信(BLRC)システム開発におけるホンダとのベンチマーク協力で、PACEアワードのイノベーションパートナーシップ賞を受賞している。20年以上にわたり、Automotive NewsのPACEアワードは、自動車サプライヤーの優れたイノベーションや技術開発、ビジネスパフォーマンスを認定している。
(画像はプレスリリースより)
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