イートン、カミンズ社とオートマチックトランスミッションの合弁会社を設立
株式を50%ずつ保有
イートンは10日、動力部品製造販売を手がけるカミンズ社と、商用車向け中型と大型オートマチックトランスミッションを扱う合弁会社を設立することで合意したと発表した。新会社の名称は、Eaton Cummins Automated Transmission Technologiesで、イートンとカミンズ社は、それぞれ新しい合弁会社の株式50%を所有する。また、合意の条件の下、イートンは合弁会社の持ち分50%のためにカミンズ社から現金6億ドルを受け取ることとなっている。2017年の第3四半期には、取り引きが完了する予定。
両社の技術的な専門知識と経験を活用
イートンの会長兼最高経営責任者であるCraig Arnold氏は、次のように述べた。「顧客は、技術と性能、品質の最高の組み合わせを提供するパワートレインソリューションに焦点を当てています。カミンズ社との合弁会社は、長い歴史と深い業界専門知識を持つ業界リーダー2社の技術的な強みと経験を活かし、世界の顧客に優れたオートマチックトランスミッションの技術を提供します。」(プレスリリースより引用)
また、カミンズ社の会長兼CEOであるTom Linebarger氏は、次のように述べている。
「イートンとの合弁会社は、最も高度なオートマチックトランスミッションを提供し、顧客をサポートする統合されたパワートレインおよびサービスネットワークを提供します。これまでの100年間に行ったように、我々はパートナーシップと技術的な専門知識を活用して、顧客の成功を確実にしていきます。」(プレスリリースより引用)
中型および大型オートマチックトランスミッション
新しいグローバルな合弁会社は、イートンとカミンズ社のグローバルサービスとサポートネットワークを活用しながら、クラス最高の燃費・性能・稼働時間を実現する業界最高レベルのトランスミッション技術とソリューションを顧客に提供する。具体的には、商用車市場向けの中型および大型オートマチックトランスミッションの設計・組み立て・販売・サポートを行う。また、イートンの現在の中型オートマチックトランスミッション「Procision」と、次世代大型オートマチックトランスミッションは、合弁事業の一環となる予定。
さらに、合弁会社は、イートンの現在の大型オートマチックトランスミッションを、北米のOEM顧客に販売するためのサポートも行う。
(画像はEatonより)
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