ボッシュ、中国常州に新しい電子部品工場を開設

1億ユーロ投資し1,300人を新規雇用
ボッシュは12日、同社グループのテクノロジーとサービス部門が、中国南東部の常州市に電子部品用の新しい工場を開設したことを発表した。

ボッシュ・オートモーティブ・エレクトロニクス社のKlaus Meder社長は、次のように述べている。
「我が社の中国における別の生産拠点では、ローカリゼーション戦略の強化に成功し、ボッシュの中国市場への自信を強調しています。2019年までに、ボッシュは新しいサイトに1億ユーロを投資し、1,300人の新規従業員を採用する予定です。新しい工場では、接続された製品やソリューションの需要増加にも対応しています。」(プレスリリースより引用)

調査によると、接続された運転支援システムは、中国における年間約20,000件の死傷事故を防ぐことができる。

自動運転などに向けた電子部品を生産
新しい工場は、常州市の武進経済開発区に位置する34,000平方メートルの敷地に建設され、主に中国市場向けの生産を行うこととなっている。

主に、自動運転および接続された製品のための電子部品、ドライバーアシスタンスシステム用のカメラとレーダーセンサー・自動車ステアリングシステム用の電子制御ユニット(ECU)・接続された車両用のセントラルゲートウェイなどが製造され、2019年までに、約4,100万台の電子制御ユニットが量産される予定。

ボッシュグループは1909年に初めて中国に進出し、現在は4つの事業部門すべての施設がある。2006年から、Business Unit Automotive Electronicsは、蘇州市に生産工場を運営しており、ボッシュグループは、中国国内に合計で60以上の工場を保有している。

接続された製造システムを採用
新工場では、ボッシュは標準化されたリーンプロセス用の確立されたBosch Production System(BPS)と、ネット接続された製造システムを組み合わせる計画である。

Meder氏は、「多様な市場ニーズに、より機敏な方法で対応するため、Industry 4.0に投資している。」と説明した。

中国のボッシュ工場では、合計で14の工場が既に接続された技術を採用している。同社は、Industry 4.0の主要ユーザーでありプロバイダーである。また、ボッシュは中国国務院の開発研究センター(DRC)にも協力しており、中国における接続された製造システムの促進に貢献している。

(画像はプレスリリースより)


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