ケーヒン、中国のグループ会社が「CMMI」レベル4を取得

ソフトウェア開発の能力成熟度モデルで高評価
株式会社ケーヒンは、同社の中国子会社であるある京濱電子装置研究開発(上海)有限公司(以下、KCRD)が、カーネギー大学のソフトウェアエンジニアリングインスティチュート(SEI)が考案したソフトウェア開発の能力成熟度モデル「CMMI」でレベル4を取得したことを発表した。

CMMI(Capability Maturity Model Integration、能力成熟度モデル統合)は、能力成熟度モデルの一つであり、システム開発を行う組織がプロセス改善を行うためのガイドラインとなるもので、組織の成熟度を5つの段階に分けて評価している。

今回ケーヒンが取得したレベル4は、「定量的に管理されるプロセス」であり、品質とプロセス性能の定量的な目標が確立され、プロセス管理の基準として、統計的およびその他の定量的手法を使用して制御される状態である。

「CMMI」レベル4の取得により、KCRDにおけるソフトウェア開発プロセスが「定量的に管理されている」状態にあることが認定されたこととなる。

高性能製品の開発センター
ケーヒンは、自動車と二輪車に関して、様々な部品やメカニクスとエレクトロニクスを融合させた全体システムを生産している。自動車事業では、ガソリン車にとどまらず、代替燃料やハイブリッド車向けの製品も手がけるなど、顧客の多種多様なニーズに対応している。

京濱電子装置研究開発(上海)有限公司は、2003年4月 ケーヒングループ最初の海外開発センターとして上海に設立し、燃料供給系を中心にしたエンジン系の機能部品を始め空調製品、産業用バルブ、更には最先端の電子制御ユニットまで、幅広く培った技術やノウハウ、開発力を結集させ新しい機能を持ったシステム技術へと発展させてきている。

同社では、今後も、より効率的な開発体制の実現と、高度な技術と信頼性の高い製品の提供を目指していく意向を示している。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

株式会社ケーヒン
https://www.keihin-corp.co.jp/topics/20170414/