GKN、小型車用の電動システム「eDrive」を発表
上海モーターショーで発表
大手自動車部品のサプライヤーであるGKNドライブラインは4月18日、「上海モーターショー2017」において、小型車の電動化に必要な部品をパッケージ化した「eDrive」システムを発表した。このシステムは、モーターやインバーターモジュール、減速機「eAxle」を1つのパッケージにしたものであり、これにより配線を少なくすることで、機械的および電気的な効率が大幅に向上することに成功している。
今回発表した「eDrive」を採用することで、搭載時に必要なスペースを従来の個別部品を組み込むより約15%減らすことが可能で、また重量も約10%軽くすることができる。
中国の合弁会社で生産
これに加えてこのシステムは、騒音や振動を低減し冷却対策も施されていることから、自動車メーカーにおける車体組み込みに必要な設計の簡素化と、単体部品を個別に組み込むよりコストを低減することが可能となる。中国は、自動車の電動化が最も早く進んでいる市場の1つであり、自動車メーカー各社は、小型車両のプラグインハイブリッド化を検討している。
そのため、GKNは、この省スペース化に大きく貢献できる同社の「eDrive」に大きな需要があると目論んでおり、中国における合弁会社のShanghai GKN HUAYU Driveline Systemsにおいて、2025年までに生産数が年間100万台以上になると予測している。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
GKN ニュースリリース
http://www.gkn.com/