ゲスタンプ、ブラジルに7番目の工場を開設
フィアット・クライスラー向け部品を生産
スペインを本拠地とする自動車用板金部品の大手サプライヤーであるゲスタンプは、ブラジルのミナスジェライス州ベチンに熱間プレス工場を新たに開設したと発表した。ゲスタンプはこの工場開設に2,490万ユーロの投資を行い、フィアット・クライスラー・オートモービル社(以下、FCA)向けに部品を供給する計画である。
この新工場により、FCA向けの部品は全てブラジルで生産対応することになり、フィアットのパリオおよびシエナモデルに部品が採用されることになる。

車体の構造部品も生産
また、新工場にはレーザー切断および組み立てセルも有しており、車体の構造部品も製造する能力がある。現在、新工場では試験的な生産が行われ、量産開始は本年の夏ごろを予定しており、2017年末までには82名の新規雇用を創出する見通しとなっている。
ゲスタンプの社長兼最高経営責任者であるFrancisco Riberas氏は次のように述べている。
「われわれのブラジルに対するコミットメントは、これまで通りであり、新工場および従来の工場施設を通じてブラジルにおけるプレゼンスをさらに高め、ブラジル経済の立て直しと共に成長していきたい。」(プレスリリースより引用)
このベチンの新工場にあるプレス工場の開設により、ブラジルに7カ所目、また世界中に75ヵ所の熱間プレス工場をゲスタンプは保有することになる。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
ゲスタンプ プレスリリース
http://www.gestamp.com/