IACとShanghai Shenda社との合弁会社、中国の規制当局から承認

自動車内装や音響製品を製造
IACは24日、同社とShanghai Shenda社との間で2016年12月21日に締結された合弁会社の設立に関する合意について、中華人民共和国の国家発展改革委員会から承認されたことを発表した。

この合弁会社では、世界的な自動車ソフトトリムと音響製品を取り扱うこととなっている。

IACの社長兼最高経営責任者(CEO)であるRobert Steve Miller氏は、次のようにコメントした。
「これは、自動車のソフトトリムおよび音響部門における新たなグローバルリーダーの形成に向けた重要なマイルストーンです。Shenda社は合弁会社の株式の70%を取得し、IACは30%の持ち分を維持します。この合弁会社は、約20年にわたるIACとShenda社の間の既存の成功した合弁事業パートナーシップを拡大したものです。」(プレスリリースより引用)

一方、Shenda社会長のYao Ming Hua氏は、次のように述べている。
「我々は、この最初の重要な規制当局の承認を得たことを嬉しく思い、今後も承認が行われることを期待しています。また、今回の取り引き完了を受け、今年度第3四半期に予定されている新組織の立ち上げに向けて引き続き努力していきます。」(プレスリリースより引用)

世界に拠点を持つ両社
IACは、内装および外装を含む自動車部品およびシステムの世界的なサプライヤーであり、2016年の売上高は60億ドルを計上した。

IACグループはルクセンブルグに本社を置き、世界18ヶ国に77の製造施設を運営。また、21ヶ国に、28の設計・技術・商業センターを含むおよそ100の拠点を持っており、世界中で31,000人以上の従業員を雇用している。

1986年に設立されたShanghai Shenda社は、主に、自動車内装および他の工業用繊維の製造に関する国際貿易を取り扱っており、同社は約3,000人の従業員と50の子会社を有して事業を順調に進めている。

また、Shenda社は、主柱事業である自動車内装事業部門で、中国全土におよそ29の子会社を所有している。過去20年間で、中国の大手自動車内装サプライヤーの1つに成長し、ほぼすべての世界的なOEMにソフトトリムと音響製品を提供してきた。

(画像はIAC Groupより)


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