ボルグワーナー、電動コンプレッサーを市場導入
ダイムラーのモデルに搭載
自動車部品の大手サプライヤーであるボルグワーナーは4月28日、電装48V化した「e-booster」と呼ばれる電動コンプレッサーがダイムラーの最新型3リッターガソリンエンジンに搭載されることを明らかにした。このボルグワーナー「e-booster」技術とターボチャージャーを搭載したエンジンは、燃費効率を向上させ、低回転におけるトルク特性を向上させると同時に、ターボラグをほとんど発生させずにブースト圧を供給することが可能になる。

幅広いアプリケーションに搭載可能
ボルグワーナー・ターボシステムのプレジデント兼ゼネラルマネジャーのFrederic Lissalde氏は次のように述べている。「6気筒エンジンにe-booster技術を採用することで、従来の8気筒エンジンと同等以上の性能と運転の楽しさを提供することが可能となる。内燃エンジンおよびハイブリッド車両は、e-booster技術によりエンジンをダウンサイズすることで燃費を5~10パーセント向上させることができる。」(プレスリリースより引用)
ボルグワーナーのe-booster技術は、コンプレッサーを電気的に動かすことで低速でもブースト圧を発生させ、ターボラグをターボチャージャーの作動をアシストするものである。
ブラシレスDCモータ、サマリウムコバルト磁石および高効率なエレクトロニクスを採用したコンパクトサイズのe-boosterは、自動車メーカーにパッケージング選択の柔軟性と内燃エンジンからハイブリッドモデルまで幅広く採用できる技術となっている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
ボルグワーナー プレスリリース
https://www.borgwarner.com/