デルファイ、パワートレイン事業を分離して自動運転などに集中
分離独立させ上場予定
自動車部品の大手サプライヤーであるデルファイ・オートモーティブは5月3日、2018年3月までにガソリンエンジンなど自動車のパワートレイン部門を上場企業として分離独立させると発表した。今回のパワートレイン事業部の分離独立に伴い、現行の株主はデルファイと新会社2社の株式を保有することになる。

分社化で専門分野に特化
パワートレイン事業部を分離独立させた後の存続会社は、電装アーキテクチャーおよびエレクトロニクス&セーフティ分野に特化して、15,000名のエンジニアと145,000名の従業員体制で自動車の自動運転、自動車の電動化、コネクティッド・インフォテインメントの分野に資源を集中していくことになる。また、自動車向けの通信、車載情報システム、大量の路上情報を処理するシステムなど、自動運転との関連性が高い情報技術などの技術開発を担うことになる。
一方で、分社化により分離されるパワートレイン部門は20,000名の従業員と5,000名のエンジニアによりガソリン車、ディーゼル車のエンジン向けのシステムなどを主に開発していくことになる。なお、パワートレイン事業の2016年の売上高は約45億ドルの規模となっている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
デルファイ メディアリリース
http://www.delphi.com/