SKF、ヨーロッパ向け事業を強化

アフターマーケット用の生産施設を設置
自動車用ベアリングの大手サプライヤーであるSKFは5月23日、フランスのサン=シル=シュル=ロワールにある工場に大型追加投資を行い、ヨーロッパ、中東及びアフリカ向け自動車用アフターマーケット部品の生産施設を開設すると発表した。

SKFは今回の追加投資により、柔軟性の高い生産ラインで市場が求めるリードタイムが短い納期に対応していく計画である。

また、ヨーロッパ向けの自動車アフターマーケット部品の強化に対応していくことに加え、サン=シル=シュル=ロワール工場に柔軟性の高いスペアマーケット用のホイールベアリングの生産ラインも設置する予定である。

このホイールベアリングの生産ラインにより、これまで以上に小口のオーダーに素早く対応していくことが可能となる。
1300名体制の生産施設
SKFオートモーティブ・アンド・エアロスペースのプレジデントであるBernd Stephan氏は次のように述べている。
「ヨーロッパセンターを設置することで、ヨーロッパ、中東及びアフリカの納入先の要望に素早く対応していくことが可能になる。そしてこの施設は、自動車用アフターマーケットの分野では業界で最も競争力のある施設である。」(プレスリリースより引用)

サン=シル=シュル=ロワール工場は30ヘクタールの敷地規模で、SKFがフランスに保有する最も大きい工場となっている。敷地内には開発施設もあり、1300名の従業員体制で毎年6000万個のベアリングを生産している。

(画像はSKF ホームページより)


▼外部リンク

SKF プレスリリース
http://www.skf.com/