豊田自動織機、コンプレッサー生産台数5億台突破

1960年に初めてコンプレッサーを車に搭載
豊田自動織機は6月6日のプレスリリースにて、カーエアコン用コンプレッサーが世界累計生産台数5億台を突破し、記念式典を行ったと発表した。

豊田自動織機のコンプレッサーを初めて搭載したのはトヨタのクラウンで、その11年後の1971年にはBMWにも輸出をスタートした。

それ以降、世界の市場の拡大を続け、高品質・性能を提供し続け、顧客の信頼を得てきた。現在は、日本だけでなく、北米、欧州、中国、その他アジア地域で生産しており、日本国内には3拠点、海外には7拠点に工場を所有している。2017年度の生産台数は3,350万台を予定している。

世界シェア40%を誇るコンプレッサー
豊田自動織機は車内の適切な制御が可能なEV・HV・PHV向けのコンプレッサーを生産しており、現在、世界シェア40%となっている。

今後も快適なドライブライフを提供するため、省燃費、静粛性、小型軽量化の開発に技術を投入していくつもりでおり、世界中の顧客に満足できるコンプレッサーを供給したいと考えている。また、新時代に向けた開発を続け、より高品質なものを作り、世界に貢献していきたいと豊田自動織機は考えている。

カーエアコン用コンプレッサー事業の沿革
1960年、3気筒クランク式固定容量コンプレッサーの生産をスタートし、トヨタのクラウンに搭載した。

1971年、BMWに輸出をスタート、1977年クライスラー、フォードよりライセンス供与、1981年世界初の10気筒斜版式固定容量コンプレッサーの生産をスタート、1995年世界初の片側斜版式連続可変容量コンプレッサーの生産をスタートした。

その後、順調な生産を続け、1996年には世界累計生産1億台を達成、2003年世界初の電動コンプレッサーを量産、2009年世界累計生産3億台達成、2017年世界累計生産5億台を達成した。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

豊田自動織機 プレスリリース
https://www.toyota-shokki.co.jp/