マグナ、自動車業界初のD-Optic LEDヘッドランプを導入
拡張性がありカスタマイズしやすい
マグナインターナショナルは13日、ドライバーのために前方視界を改善し、自動車メーカーのためにカスタマイズされたスタイリングオプションを提供する、「D-Optic」LEDヘッドライトを導入したことを発表した。 
また、D-Opticライトは、拡張性があり、車両固有の形状とスタイルのためにカスタム開発されているため、それぞれの特有なデザインに合わせて、LEDとレンズを追加したり取り外したりすることができる。この革新的なヘッドランプは、2018年のシボレー・トラバースで市場デビューした。
マグナ、クロージャーズ&ミラーズの社長であるJohn O'Hara氏は、次のように述べている。
「自動車メーカーは、独自の車両スタイリングを開発し、最新の性能と効率性を組み込む方法を模索しています。 我が社の照明グループは、シボレーの車両チームと緊密に協力してカスタムソリューションを作り上げ、新型トラバースにD-Opticを導入したことを喜んでいます。」(プレスリリースより引用)
高性能で高いエネルギー効率
D-Opticライトは、それぞれが特定の性能特性に特化した4つの固有の規定で提供される。これにより、自動車メーカーは、ニアフィールドスプレッドか「コンフォートライト」か、最大範囲のいずれであっても、全体のランプ性能を自分の好みに合わせることができる。マグナは、D-Opticsを組み合わせることで、すべての性能目標を達成することを実現している。従来のヘッドランプ光学システムは、精密な形状と位置が要求された複数の部品の集まりであるが、D-Opticレンズは単一の部品で構成されている。D-Opticレンズに使用されている高温アクリルによって、マグナは、高効率の光学ヘッドランプに必要なクリア性を持って成形することができる。
この精密レンズは、針の目の大きさとほぼ同じ300ミクロン離れて、1x1のLEDと密接に結合されている。特定の光パターンに形成された複数のLEDと組み合わされたこのレンズと光源との密接なペアリングは、性能と効率との最適なバランスをもたらす。さらに、1x1のLEDは、積極的な冷却を必要としないため、市場の他のランプより優れている。
また、D-Opticライトは、高いエネルギー効率も提供する。LEDは他の光源よりも効率的で長持ちするため、一般に、D-OpticのLEDライトは、ハロゲンと比較して約60%のエネルギー消費量の改善をもたらし、高輝度放電灯と比較して40%の改善をもたらす。
ミシガン州の新工場で製造
D-Opticは、ミシガン州プリマスにあるマグナの新しい自動車ライト工場で開発され、製造されている。この140,000平方フィートにわたる製品開発および製造工場では、約300人の従業員が、ヘッドランプ、テールランプおよびその他の照明製品を製造している。(画像はプレスリリースより)
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Magna International News Release
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