Magneti Marelli、中国に自動車用照明の工場を新設

重要な顧客の多い中国北東部をカバー
Magneti Marelliの自動車用照明部門であるAutomotive Lightingと、中国の自動車部品産業に関する投資会社である長春FUDIが2015年の12月に設立した合弁会社、Changchun Magneti Marelli Automotive Lighting Systemは、中国北東部吉林省の首都長春に、新しい工場を開設した。

この工場は、長春にある経済技術開発区の新興工業パークに建設され、建屋の面積は3万平方メートル、そのうち1万7000平方メートルでは、LEDヘッドライトとリアライトの生産を行う。

照明技術の生産に特化した新工場の開設は、FAW-VolkswagenやBMW、他のOEMなどの顧客によるLEDシステムへの需要の高まりに対応するものであり、2019年の年間生産能力は、ヘッドライト約100万台とリアライト50万台を予想している。当初の従業員数は100人であり、フルキャパシティーでは800人に達する見込み。

Magneti MarelliのCEOであるPietro Gorlier氏は、次のように述べた。
「新しい工場は、中国における照明産業の幅広いフットプリントを理想的に完成させるとともに、自動車業界の戦略地域であり、重要な顧客が高い技術的価値の存在に焦点を当てている、中国北東部をカバーしています。この意味で、FUDIは、この地域における照明事業の確立と、可能な限り最良の方法で顧客へのサポートを提供するためのMagneti Marelliの理想的なパートナーです。」(プレスリリースより引用)

中国に多くの工場を展開
Magneti Marelliの中国における拠点は、1996年に開設した上海の生産工場と研究開発エンジニアリングセンター(2016年5月に合弁会社SAGW Powertrainの新本社に統合)、蕪湖市の自動車用照明およびパワートレイン工場、広州の電子システム・サスペンションシステム・プラスチック部品・モジュールの工場、長沙市の排気システム工場がある。

さらには、杭州市にあるWanxiang Qianchao社との合弁会社でショックアブソーバ工場、長春FUDIとの合弁会社でパワートレインと自動車用照明工場、合肥にあるJACとLingdatangとの提携で排気システム工場、仏山のAutomotive Lighting、湖北省の孝感市にChina South Industriesとの合弁会社CSI Automotive Lightingの工場も展開している。

Magneti Marelli Automotive Lightingは、蕪湖市で最初の生産拠点が開設された2005年以来、中国市場で活躍している。中国の自動車市場の成長に対応するために、2012年2月には中国南部の仏山、2013年には湖北省の孝感市にCSIとの合弁会社として、それぞれ工場を新設した。また、上海には、Automotive Lightingの本社とR&Dセンターがある。

(画像はプレスリリースより)


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