ジェイテクト、モロッコに電動パワーステアリング工場

アフリカ初の生産拠点
自動車部品の大手サプライヤーであるジェイテクトは28日、モロッコに電動パワーステアリングの生産工場を設立すると発表した。

ジェイテクトがアフリカに生産拠点を設けるのは初めてのことであり、自動車部品の需要が拡大する期待が高まるモロッコや北アフリカで、欧州系自動車メーカー向けを中心に拡販する計画である。

今回、ジェイテクトが開設する新工場は、モロッコ王国タンジェ州に約31億円の投資を行い電動パワーステアリングの製造販売会社JTEKT AUTOMOTIVE MOROCCO S.A.S.を今年の9月に設立し、2020年半ばより生産を開始する予定となっている。
60名の従業員体制
新工場の敷地面積は約65,000平方メートルで建屋は約11,000平方メートルの規模となる計画であり、生産開始時には約60名の従業員体制で年間23万台の電動パワーステアリングシステムの製造を行うことになる。

ジェイテクトは、この北アフリカにおける生産拠点を足がかりとして、市場に期待されている省エネルギー性に優れた製品を在モロッコの自動車メーカー、あるいは北アフリカ並びに中東のマーケットに提供できるよう活動を進めていく計画である。

また需要の拡大に伴い、拠点の強化を図るとともに現地開発区と連携することで、ローカルサプライヤーの発掘・育成を推進してモロッコの発展にも貢献していく方針である。

(画像はジェイテクト ホームページより)


▼外部リンク

ジェイテクト プレスリリース
http://www.jtekt.co.jp/news/pdf/170628.pdf