豊田合成、樹脂フューエルフィラーパイプの生産能力を増強

軽量化製品の需要拡大に対応
自動車部品の大手サプライヤーである豊田合成は6月26日、アメリカと日本で「樹脂フューエルフィラーパイプ」の生産能力を増強することで、自動車の環境性能の向上に貢献する軽量化製品の需要拡大に対応していくと発表した。

このフューエルフィラーパイプは、北米・欧州・中国における排出ガス規制の強化にも対応することができることから、自動車メーカー各社での採用拡大も期待されている。

これまでフューエルフィラーパイプは、金属製が主流であったが、豊田合成が世界に先駆けて押出工法による樹脂化で重量を約5割低減することに成功している。

約20億円と投資
今回、豊田合成はアメリカのケンタッキー州に位置する生産子会社「TGケンタッキー」およびに愛知県稲沢市に保有する平和町工場に約20億円を投資して生産設備を増設する計画となっている。

この生産能力の拡大により、両拠点を合わせて現在の約4倍となる年産200万本の樹脂フューエルフィラーパイプを2020年度までに生産していく予定である。

豊田合成は今後もグローバルでの需要拡大に対応していくため、チェコや中国の工場でもフューエルフィラーパイプの生産能力を増強していく方針となっている。

(画像は豊田合成 ホームページより)


▼外部リンク

豊田合成 プレスリリース
http://www.toyoda-gosei.co.jp