ベバスト、ロシアのモスクワ州に販売・サービスセンターを開設

ヒーターの需要が多い寒冷地
ベバストは、2017年6月27日に、モスクワ州のロブニャにおいて、ロシア向けの新しい販売・サービスセンターを開設した。

150人ほどの顧客やパートナーが、政府や行政関係者とともに、施設の開所をお祝いし、ロシアとドイツからの招待客には、ロブニャの町長であるEvgeni Smyschljaew氏、在ロシアドイツ連邦共和国大使館の経済と科学担当のヘッドであるThomas Graf氏、ドイツ/ロシア外国商工会議所の会長であるMatthias Schepp氏などが含まれていた。

ベバスト経営委員会の委員長であるホルガー・エンゲルマン博士は、次のように挨拶した。
「寒冷地の市場として、ロシアは我が社にとって戦略的に重要であり、2000年から子会社を置いていました。モスクワのシティセンターから、首都の北部にある新しい複合ビルに移動することによって、我が社のプレゼンスを大幅に拡大します。」(プレスリリースより引用)

ロシア全土のディーラーや修理工場に供給
建物面積が4,000平方メートルの新しいロシアの熱事業の本部は、1,000万ユーロを投資して建設され、管理エリア・トレーニング室・組み立て工場スペースと2つの修理工場を持つ。

ベバストは、この施設から、オリジナル機器としてインストールするためのヒーティングシステムを、ロシアにある自動車メーカーの工場に供給する。

さらに将来的には、サンクトペテルブルク、ニジニ・ノヴゴロド、エカテリンブルクとノヴォシビルスクにある販売拠点にも製品を供給するとともに、追加装備するためのパーキングヒーターを、ロシア国内の60のディーラーと500の修理工場に供給する計画だ。

また、同社は、ロブニャの施設にある修理工場で、パーキングヒーターを、乗用車だけでなく、商用車や特殊車両にも装備する。当初、生産エリアの新しい機能は、主にサーモトップエボ製品の温水ヒーターを最終組み立てするために使用されることとなる。

ロシアでの事業拡大の起点に
ベバストのヒーティングシステムの品質と信頼性は、ここ数十年で、ロシアにおいて高く評価されてきた。

エンゲルマン氏は、次のように強調する。
「我が社のパーキングヒーターは、国内で非常に有名であるので、ロシアで『パーキングヒーター』といえば、『ベバスト』というぐらいです。さらに、ロブニャでの輸送インフラは、我が社のロシア事業を拡大するための非常に良い出発点を提供しています。」(プレスリリースより引用)

これらの製品の需要は引き続き堅調で、ベバストは将来的にも強い成長の可能性を見ている。

(画像はプレスリリースより)


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