オートリブ、Seeing Machines社と提携しドライバー監視システム開発へ
ドライバーの疲労や状態を正確に測定
オートリブは、人センシング技術に基づくコンピュータビジョンのリーダーであるSeeing Machine社と提携し、自律走行車に向けた次世代ドライバー監視システム(DMS)の開発を行うことを発表した。アメリカ高速道路交通安全管理局によると、アメリカでは、2015年だけで、運転手の注意散漫などによる自動車事故によって、3,477人が死亡し、390,000人が負傷している。アメリカ自動車協会も、死亡者のいる衝突の21%が居眠り運転によるものだとしている。
オートリブとSeeing Machine社は、この問題に対処するための提携を開始し、ドライバーの疲労や注意、目や頭の位置を正確に測定することで、ドライバーの注意散漫や居眠りを防ぐことができる、最新のDMSを開発していく。
DMSは、危険な状況が検出または差し迫っている時に、アクションを呼び出すものである。
安全な高度自律走行車両へ
ドライバーの状態を信頼できるものにすることで、ハンドルから手を離す操作を伴う高度な自律走行機能をサポートするために重要となる、オートリブの技術開発が実現される。この提携の中で、オートリブは、自動車業界のティア 1サプライヤーとしての役割を果たしていく。オートリブエレクトロニクスの社長である、Johan Löfvenholm氏は、次のように述べた。
「オートリブとSeeing Machine社は、ドライバーの注意散漫による事故を削減するためにチームを組みました。我々は、命を救うことへの情熱を共有し、一緒に、世界中で最も進化したドライバー監視システムを開発したいと考えています。」(プレスリリースより引用)
また、Seeing MachinesのCEOであるMike McAuliffe氏は、次のようにコメントしている。
「Seeing Machine社とオートリブの提携は、エコシステムへの協力体制を拡張する中で、素晴らしい適合性を示しています。両社は、自動車OEM向けの高度なDMS技術の開発と展開を通して、安全なドライビングを推進することに熱心に取り組んでいる技術的リーダー企業です。」(プレスリリースより引用)
(画像はプレスリリースより)
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