豊田合成、ブラジルの自動車用部品会社を子会社化
ブラジルでの事業基盤を強化
自動車部品の大手サプライヤーである豊田合成は、ブラジルで自動車の内外装部品を生産する「ペクバルインダストリア(有)」(以下、ペクバル社)を2017年12月までに子会社化することで、同国における事業基盤を強化すると発表した。ペクバル社は現在、自動車部品サプライヤーであるデンソーの子会社シミズ工業と豊田合成の合弁会社となっているが、このたびシミズ工業からペクバル社の全持ち分を豊田合成が取得することになった。
内外装部品の納入体制を強化
豊田合成のブラジル事業は、ペクバル社とサンパウロ州イタペチニンガ市にある「GDBRインダストリアコメルシオ(有)」の2拠点体制で、インストルメントパネル周辺部品などの内装部品、サイドエアバッグおよび助手席エアバッグなどのセーフティシステム製品、ガラスランおよびドアウェザストリップなどのウェザストリップ製品を自動車メーカーに供給している。ペクバル社はブラジルサンパウロ州インダイアツーバ市に拠点を置いており、27,500平方メートルの敷地にある11,400平方メートルの建屋で、インストルメントパネル構成部品やラジエータグリルなどの内外装部品を生産している。従業員は194名体制で2016年度の売り上げは9,275万レアルとなっている。
豊田合成は、今回のペクバル社の子会社化により、内外装部品の納入体制を強化することで、納入先の調達ニーズに応えていく方針である。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
豊田合成プレスリリース
http://www.toyoda-gosei.co.jp/news/detail/?id=600