矢崎、サモアEDSの閉所式を開催

矢崎EFDSサモアでの閉所式を無事開催
矢崎総業は8月25日のプレスリリースにて、矢崎EDSサモアの閉所式を開催したことを発表した。サモアでの生産はすでに2016年10月に終了を決定していたが、友好関係を保ったまま無事閉所式を開催した。

1991年、オーストラリアの分工場の設立以降、サモアで自動車向けワイヤーハーネスを生産してきた。初年度は工場ではなく、教会、校舎を借りての生産をスタートし、翌年にヴァイテレ工場で生産を始めた。

その後も順調に生産を続け、1995年には矢崎EDSサモアとして分社化に成功し、3,800人もの従業員を抱えることになった。その後、現地従業員とさまざまな困難を乗り越え、生産活動、その他、現地への寄付などを行い、さまざまな活動を実施してきた。

その結果、「顧客クレームゼロ」を4年連続で獲得することができた。これは現地の政府、国民、従業員の協力があって賜であると考える。しかし、大きな環境の変化を受け、2016年10月にサモアでの生産終了の運びとなった。

サモアの工場閉鎖に変わり基金を設立
今後はサモアでの社会、経済への大きな影響を緩和するため、「一般財団法人矢崎きずな基金」の設立を決定した。今後も、サモア政府と協力していくことに合意した。

基金設立で合意したのは「奨学金の給付による教育支援」、「雇用創出を目指す事業支援」である。

(画像は矢崎総業のホームページより)


▼外部リンク

矢崎総業 プレスリリース
https://www.yazaki-group.com/pdf/news170825.pdf