豊田合成、ベトナムにエアバッグ工場を設立
2018年3月より建設開始
自動車部品の大手サプライヤーである豊田合成は、ベトナムに新工場を設立して世界各国における安全規制の強化により拡大するエアバッグの需要拡大などに対応すると発表した。新工場の設立に伴う投資額は2,460万米ドルであり、2018年3月から工場建設を開始する予定となっている。
新工場は、2021年3月末時点で約1,000名の従業員体制となる見通しで、ベトナムのタイビン省ティエンハイ工業団地にある約113,000平方メートルの土地に約20,800平方メートル規模の建屋を建設する。
エアバッグ事業を強化
豊田合成は、グローバルでの生産体制の強化を目指して、エアバッグを中心とするセーフティシステム製品を重点事業と位置づけており、今回の新工場の開設もその一環となっている。今回設立される新工場は、エアバッグ部品などを2019年7月から生産して、日本や北米、欧州などのエアバッグ最終組付工場へ輸出する計画であり、豊田合成の生産子会社「豊田合成ハイフォン有限会社」の分工場として設立する計画である。
なお、豊田合成のベトナムにおけるエアバッグ事業の生産能力は、2016年度はエアバッグ部品が年産1,450万個、ハンドルが年産220万本となっているが、今回の生産施設の増強により2023年度にはエアバッグ部品を2,300万個、ハンドルを320万本とする計画となっている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
豊田合成 プレスリリース
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