GKNドライブライン、常滑市に最先端技術を備えた新しい工場を建設

最新のAWDとeDriveシステムを提供
GKNドライブラインは、愛知県の常滑市に新しい世界クラスの工場を建設する計画であることを明らかにした。この工場は、これまでの施設に代わり、この地域におけるGKNドライブラインの生産能力を、持続可能で最新技術を備えたものにアップグレードさせる。

今後4年間で大幅な営業収益の増加を予測される、GKNドライブラインの全輪駆動(以下、AWD)システムとeDriveシステムは、数多くの新しいビジネスをもたらすこととなる。新しい工場の建設は2017年9月に着工し、2018年半ばまでに完成する予定。

新しい工場は、GKNのベストプラクティスの製造技術を備えた最先端なものとなり、電気式ディスコネクト機能やトルクベクタリングなどの先進技術を持ち、次世代AWDシステムとリアドライブモジュール(RDM)を提供することができる。

さらに、世界クラスのエンジニアリング能力で、GKNドライブラインは、アジアの顧客に増加している車両電化のニーズをサポートする用意ができている。

名古屋地域の自動車製造工場からのニーズに対応
名古屋にあるGKNドライブラインの既存施設は、世界で最も普及しているプラグイン車の1つである三菱アウトランダーPHEVに向けて、最新技術によるマルチモードe-トランスミッションを大量に提供している。

GKNドライブラインのCEO であるPhil Swash氏は、次のようにコメントした。
「世界の車両の3分の1が日本のOEMによって設計され、開発されていることから、GKNがこの地域に世界クラスの施設を持つことは不可欠です。この最先端の工場により、名古屋地域の自動車製造工場のメリットを保持しながら、先進のAWDとeDriveシステムの増加する需要に対応します。」(プレスリリースより引用)

GKNドライブラインは、既存の数多いOEM顧客に近い名古屋地域に新しい工場を作ることに期待している。また、新しいOEM顧客に近接することで、AWDとeDriveシステムの供給における、さらなる成長に向けた良好な展望を提供する。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

GKN Driveline Press Releases
http://www.gkn.com/