IAC、Shanghai Shenda社との合弁企業「Auria Solutions」を設立

自動車用ソフトトリムおよび音響製品を生産
IACは、Shanghai Shenda社と合弁に関するトランザクションを終えて、自動車業界向けのソフトトリムおよび音響製品の新しいグローバルサプライヤである「Auria Solutions」を設立したことを発表した。

IACの社長兼CEOであるRobert Steve Miller氏は、次のようにコメントした。
「我々は、ソフトトリムと音響分野の次のグローバルリーダーを立ち上げたことを大変喜んでいます。」(プレスリリースより引用)

Shanghai Shenda社は合弁会社株式の70%を保有し、IACは30%の持ち分を保有する。合弁会社は、IACの関連会社とShanghai Shenda社の20年にわたる成功した合弁のパートナーシップを拡張したものである。

Shanghai Shenda社のYao Minghua会長は、次のように述べた。
「このトランザクションの完了は、新しいグローバルな新興企業Auria Solutionsのスタートだけでなく、IACと我が社の間の強力で生産的なパートナーシップの上に成り立っています。」(プレスリリースより引用)

車両の電化やハイブリッド化に向けたキャビンを
Auria Solutionsは、イギリスに本社を置き、アメリカミシガン州サウスフィールドとドイツのデュッセルドルフに地域本社を置いて、10ヶ国に21の生産工場と4つのテクニカルセンターを保有する。また、中国と南アフリカ、アメリカにおける3つの合弁企業の業務コントロールも行う。

同社は、約7,000人の従業員を雇用し、世界最大級の自動車メーカーや地域の自動車メーカーに製品を供給する。

Auria Solutionsの社長兼CEOとなったBrian Pour氏は次のように述べた。
「これは、我が社の従業員、顧客、サプライヤを含めた人々にとって特別な機会です。我々は、発展する会社と、経験を持ったリーダーシップチーム、製品革新と製造の卓越性の基礎、このセグメントにおける確立されたポジションにコミットしています。」(プレスリリースより引用)

Auria Solutionsの自動車製品ラインは、顧客が求めている快適な自動車インテリア環境を作ることに焦点を当てた、高性能ソフトトリムと音響ソリューションを含んでいる。

さらにPour氏は説明した。
「我が社の製品は、業界の将来に適しています。車両がより多くの電化とハイブリッド化に移行するにつれて、軽量材料とより静かなキャビンがますます重要になります。カーシェアリングやライドサービスでは、使用の増加に耐える、より耐久性のある床材やトリムの材料が求められています。」(プレスリリースより引用)

様々な自動車インテリア製品を供給するIAC
IACグループは、合弁企業の取り引き後、18ヶ国に50以上の製造工場を運営し、20ヶ国で20のデザインセンター、テクニカルセンター、商業センターを含む約60の拠点を持ち、世界各地に24,000人以上の従業員を擁する。

そして、インストルメントパネル&コックピットシステム、ドアトリムシステム、コンソールシステム、オーバーヘッドおよびヘッドライナーシステムなどの主要製品ポートフォリオに引き続き注力していく。

(画像はIACより)


▼外部リンク

IAC Press Releases
http://www.iacgroup.com/