オーストラリア、タカタ製エアバッグの強制リコールを検討
8ブランドの877,000台を追加か 現在は330万台が対象
タカタ製エアバッグの欠陥によって、世界中で19人の死者などが出ている問題で、オーストラリアの連邦政府が、安全確保のための強制リコールを検討中であることが分かったと、21日より各メディアが報じた。検討されている強制リコールでは、現在対象となっている自動車330万台に加え、自動車メーカー8ブランドの877,000台が追加される見込み。連邦政府が、オーストラリアでは初めてとなる、安全確保のための強制リコールに踏み切るのか、国内外から大きな注目が集まっている。
ACCCが連邦政府に提言 いまだ240万台が危険な状態に
リコール対象車で、今までにエアバッグの交換が完了したのは、わずか950,000台。いまだ240万台が危険な状態にあることから、ACCC(オーストラリア競争消費委員会)が連邦政府に、強制リコールの措置を提言したと報じられている。また、高い危険が指摘されている、アルファ型エアバッグ搭載車が、まだ51,000台も交換などの処置がされていない。
連邦政府の関連機関は、10月9日に自動車メーカー各社と、安全確保のための強制リコールを実施するかどうか話し合いの場を設けるとしている。
(画像はManufacturing Globalより)
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