Magneti Marelli、モロッコと自動車生産工場の建設に合意
北アフリカ地域におけるクライアントのサポートが目的
自動車産業のための先進システムやコンポーネントの大手サプライヤーであるMagneti Marelliは、モロッコに自動車生産工場を建設することで合意し契約を交わしたことを、9月26日のプレスリリースで発表した。同社の新工場は、モロッコ北部のタンジェに建設が予定されており、約3700万ユーロの国際投資が行われる見込みだ。新たな自動車生産工場により、北アフリカ地域におけるMagneti Marelliのクライアントをサポートすることが可能となる。
モロッコにおける生産の現地化により、北アフリカ地域の重要な顧客をはじめとし、多くの産業や事業の拡大をサポートすることにつながるとMagneti Marelliは考えている。また、モロッコにとっても、工業地域の作成によりビジネス機会を拡大するチャンスとなる。
2019年には最初の生産開始を予定
タンジェの工業地帯にあるフリーゾーンの一角に位置する「タンジェ自動車シティ」。Magneti Marelliの新工場は、約2万平方メートルの土地に拡張の余地を残しつつ建設される。生産能力は最大で約600万個が可能とみられ、初期段階では乗用車及び商用車向けの緩衝装置の生産が行われる予定だ。2019年内には、同工場で最初の生産が開始される見込みとなっている。
また、同工場では、2025年を目処におよそ500人の雇用が見込まれている。緩衝装置の生産が軌道に乗った後は、工場の拡張も含め他製品の生産も行われる予定だ。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
Magneti Marelli・プレスリリース
http://www.magnetimarelli.com/