小糸製作所、マレーシアに子会社設立へ

50億円を投資し新工場を建設
株式会社小糸製作所は、9月28日に開催された取締役会において、マレーシアに子会社を設立することを決議したことを発表した。

子会社の名称は、「KOITO MALAYSIA SDN.BHD.」(コイト マレーシア株式会社)で、マレーシアのネグリセンビラン州センダヤン市センダヤン工業団地に設置される。設立は2017年10月を予定し、資本金は設立時が6,000万リンギット(約15億円)で、工場建設や設備導入の進捗により増資も行う予定となっている。

新しい工場は、敷地面積が60,700平方メートルで、50億円を投資して建設される。従業員は250名となる計画で、生産開始は2019年12月の予定。生産能力は、2021年で自動車用前照灯と標識灯が各25万台を見込んでいる。

アセアン地域第3位の自動車生産国マレーシア
小糸製作所は、アジアにおいて、「タイ・コイト・カンパニー・リミテッド」、「PT. インドネシア・コイト」、「大億交通工業製造股份有限公司(台湾)」、「インディア・ジャパン・ライティング・プライベート・リミテッド」と、4ヶ国に関連会社を保有し、自動車照明機器の製造・販売を行ってきた。

そして、今回、日系自動車メーカーの進出や生産能力増強などにより、タイ・インドネシアに次ぐアセアン地域第3位の自動車生産国となっているマレーシアにおいて新しい拠点を設立することによって、現地生産拡大へのタイムリーな対応を図るとともに、グローバル生産体制の拡充による新規受注の獲得、グループ収益力の強化に努めていく意向を示している。

(画像は株式会社小糸製作所より)


▼外部リンク

株式会社小糸製作所
http://www.koito.co.jp/