Leoni、ウクライナに2番目の工場を開設

ウクライナ経済の発展にも寄与
Leoniは、ウクライナで2番目となるワイヤリングシステムの生産工場を新設することを発表した。

この工場は、ウクライナ西部のコロミアに建設され、同社の成長だけでなく、ウクライナ経済における主要な外国投資の表れでもある。また、ウクライナ労働市場の開発への有益な貢献となる、多くの新しい雇用の創出と職務の拡大を考慮したものといえる。

Leoniの取締役会のメンバーであり、ワイヤリングシステム部門の責任者であるMartin Stüttem氏は、次のように述べた。
「私は、我が社の拡大とウクライナ経済の発展の現れである、コロミア工場をオープンすることを嬉しく思っています。」(プレスリリースより引用)

ウクライナのペトロ・ポロシェンコ大統領も、挨拶の中で、新しい工場についての支持を表明した。

今後も工場を拡大
新しい工場の最初に開設する部分は、10ヶ月以内という短い期間で建設された。その場所の面積は、現在6,500平方メートルで、2020年までに25,000平方メートルにまで拡張する予定。建設のための投資金額は合計で2,000万ユーロとなっている。

Leoniは、2017年末までに800人の従業員を雇用し、2021年までには5,000人となる予定。

新しい工場は自動車関連のワイヤリングシステムとハーネスを生産し、ヨーロッパに本社を置く顧客に製品を供給する。2017年の8月には量産を開始しており、顧客は、ヨーロッパの自動車メーカーと自動車関連のサプライヤーである。

LeoniウクライナのマネージングディレクターであるStephan Schmidt氏は、次のように述べた。
「今後4年間で、Leoniは、イヴァーノ=フランキーウシク地方に5,000人の雇用を創出します。我々は、我々が莫大な可能性を持っていると信じる、ウクライナの若者の発展に向けて、この投資は重要なステップだと考えています。」(プレスリリースより引用)

現在、Leoniは、無料の送迎、ランチ、医療保険、昇進の機会、人材開発などの福利厚生と、競争力のある給与水準を従業員に提供している。

2002年からストルイのワイヤリングシステム工場を操業
Leoniは、2002年から、ウクライナ、リヴィウ地域のストルイにおいて、ワイヤリングシステムの工場を操業している。この工場は生産エリアの面積が44,000平方メートルで、1つの建物としては世界で最も大きい工場である。

そして、最新の設備、快適なオフィス、自家用設備、食事エリア、専用バスを備えており、6,700人の従業員を有している。

工場の管理者は、同社が、地域社会で重要な社会的役割を果たす必要があることを理解し、学校、幼稚園、スポーツクラブをサポートしている。

2016年に、Leoniは、ストルイとコロミアに、2つの公園を市民に提供した。また、Lviv Polytechnic国立大学と国際的な学生組織「BEST」、さらに学生が運営する国際的な組織AIESECと協力を行う。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

Leoni Press release
https://www.leoni.com/