ケーヒン、フォルクスワーゲン向け熱交換器事業を拡大

中国工場の生産能力を拡大
自動車部品の大手サプライヤーであるケーヒンは、同社の熱交換器製品であるコンデンサーが搭載されているフォルクスワーゲン・Golfなど「MQB」プロジェクト適用車種や、アウディ・A4などの「MLB」プロジェクト適用車種向けの取り引きが、今後拡大されることが見込まれることから、中国および欧州で生産能力を拡大してフォルクスワーゲングループ向けの取り引きに対応していくことを明らかにした。

中国では、2013年に稼動した佛山生産拠点「京濱大洋冷暖工業(大連)有限公司 佛山分公司」において生産設備を増強することで30万台の生産能力を増強し、大連の「京濱大洋冷暖工業(大連)有限公司」とあわせ2018年夏に300万台の体制を構築する計画である。
欧州工場には最新設備を導入
また、ケーヒンの欧州生産拠点であるチェコの「Keihin Thermal Technology Czech, s.r.o.」においても、新たに生産ラインを1本追加し、年間の生産能力を200万台から2018年夏に285万台へと増強する計画である。

このチェコに導入される新たな生産ラインでは、重要工程である電熱炉において従来以上に温度設定の細密化が可能な新設備を導入することにより、さらなる品質向上を図る計画となっている。

これらの生産能力の拡大により、ケーヒンのグローバル規模におけるコンデンサー生産能力は1,100万台となる見通しとなっている。

(画像はケーヒン ホームページより)


▼外部リンク

ケーヒン プレスリリース
https://www.keihin-corp.co.jp/news/20170929/