デンソー、画像認識でFotoNation社と協業

自動運転システムの性能を強化
自動車部品の大手サプライヤーであるデンソーは、米国のXperi Corporation社傘下のFotoNation社と車室内検知分野の共同技術開発を開始することを発表した。

この協業によりデンソーは、従来自社で培ってきた車載環境における認識のロバスト性向上技術と、FotoNation社の先進的な顔画像認識やニューラルネットワーク技術を融合することで、デンソーが商用車向けに供給している先進安全製品「ドライバーステータスモニター」の性能を飛躍的に向上させる計画である。

また今回の協業を通じて、自動運転時の運転権限移譲のための状態判定を行う次世代型製品の開発を加速していく方針である。
サングラスをした状態でも検知
このデンソー「ドライバーステータスモニター」は、独自のアルゴリズムでドライバーのまばたきの状態を解析することで眠気も推定し、脇見運転や居眠り運転の注意喚起を行う製品である。

アイルランドに本拠地を置くFotoNation社は、コンピューター・イメージング・ソリューションに強みがあり、その技術は携帯端末やカメラ、ドローン、監視カメラ、セキュリティー関連商品に採用されている。

今回、デンソーとFotoNation社の技術を融合することにより、サングラスやマスクをした状態でもドライバーの状態検知を実現する製品を開発し、「ドライバーステータスモニター」の性能を高めることでドライバーの視線や表情も検出できる製品とする計画である。

(画像はデンソー ホームページより)


▼外部リンク

デンソー プレスリリース
https://www.denso.com/