ボッシュ、ワイパー関連の合弁事業を設立し韓国での事業を拡大
KCWとの合弁事業を発表
ボッシュは、韓国において急速な成長を遂げており、昨年、成長率21%で、15億ユーロの連結売上高を計上した。
「我々は、今後も同様のペースで韓国での事業を拡大できることを期待しています。この成功は、地域活動の拡大に対して継続的な投資を行ってきた長期戦略の結果なのです。」(BOSCH HPより引用)
さらに、韓国市場での地位を強化するために、ボッシュは、ワイパーメーカーのKyung Chang Wiper Corporation (KCW)と提携し、KB Wiper Systems (KBWS)という新会社を設立する。ボッシュは、この新会社を通じて韓国でのワイパービジネスに貢献し、KCWは、ワイパーアームとブレードをグローバルに展開していく計画である。
ロバート・ボッシュ韓国の社長であるフランク・シェーファー氏は次のように述べている。
「KCWとの提携により、我々は顧客をより身近に感じることができ、韓国市場でのワイパーシステムの地位を強化することができます。この新しい会社によって、我々は、オリジナル備品のメーカーとアフターマーケットの両方に連動する製品を開発できるようになるのです。」(BOSCH HPより引用)
30年間にわたる事業実績
ボッシュは、今年で韓国進出30周年となる。すべての事業部門 、モビリティ・ソリューション、産業技術、消費者向け製品、エネルギー・建築関連テクノロジーは、韓国国内の合計6ヵ所で業務を行っている。サウスソウルの龍仁にあるボッシュの韓国本社は、1990年からエンジニアリングセンターにもなっており、現在、250人エンジニアが地元の市場向けのソリューションに取り組んでいる。また、大田では、2001年から、ディーゼルエンジン用部品を製造。
この5年間だけで、ボッシュは、韓国における製造とエンジニアリング業務の拡大に、20億ユーロの投資を行っており、約2000人の従業員を有している。
ボッシュのアジア太平洋地域における売上高は、2014年に、17%(為替レート調整後は19%)増の130億ユーロ。中国における売上高の伸びが特に大きく、27%増の64億ユーロを計上しており、韓国の21%はそれに次ぐ2番目の成長率だ。
ネット接続関連のビジネス拡大へ
前述のティロラー氏は、「韓国と日本のような確立された市場は、アジア太平洋地域におけるボッシュの成長戦略の重要な柱です。先進市場において、我々は、革新的な製品、サービス、顧客に利益をもたらし購買意欲を引き出す新しいビジネスモデルに焦点を当てています。」と語った。ボッシュは、この分野における主要産業のための世界有数の市場ある韓国で、ネット接続車両に関するビジネスの機会があると見込んでいる。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
BOSCH Press releases
http://www.bosch-presse.de/