ジョンソンコントロールズ、自動車事業の分離を検討中

マーケットリーダーの可能性ある事業に集中

ジョンソンコントロールズは、自動車事業を分離することを事業戦略の選択肢の1つとして検討していると発表した。

ジョンソンコントロールズの会長兼最高経営責任者であるアレックス・モリナローリ氏は次のように述べている。

「グローバルなマーケットリーダーとして、高い収益性とユーザーと株主に高い価値をもたらすことのできる分野で成長を目指すプロアクティブな事業ポートフォリオ管理に則るものである。また、われわれは事業基盤となるジョンソンコントロールズ・オペレーションシステム(以下、JCOS)を構築している。」
(プレスリリースより引用)

 

事業の効率化とスピードアップ

このJCOSは、ジョンソンコントロールズ全社共通のオペレーションシステムで、これを活用することによる事業活動のスピードアップと効率化により2020年までに20億ドルの収益増につながるとしている。

ジョンソンコントロールズは、この自動車関連ビジネスについての戦略レビューの完成時期は未定としているが、同社の優れたオペレーション能力と複数の産業にまたがる事業ポートフォリオと整合性をとりながら成長できる分野について検討を行っていくとしている。

既にジョンソンコントロールズは、ゴールドマン・サックスとセンタービュー・パートナーズを財務アドバイザーとして、またワクテル・リプトン・ローゼン・アンド・カッツ法律事務所をリーガルアドバイザーとして迎える交渉を行っている模様である。


▼外部リンク

ジョンソンコントロールズ ニュースリリース
http://www.johnsoncontrols.com