ボッシュ、新型ステレオビデオカメラの生産を開始
カメラのみで緊急ブレーキシステムに対応
緊急ブレーキシステムは効果的な自動車アシスタンスシステムであり、このシステムを装着していた場合、ドイツで発生した人身事故を伴う自動車後部への衝突事故の72パーセントを避けることができたとの調査がある。ボッシュはカメラのデータのみで緊急ブレーキシステムをコントロールできる新型のステレオビデオカメラを開発した。通常、緊急ブレーキシステムはレーダーセンサー単体、またはレーダーセンサーとビデオセンサーが必要であるが、ボッシュの新型ステレオカメラはシングルセンサーソリューションであり、カメラのみで緊急ブレーキシステムに対応することができる。

ランドローバーと共同開発
このシステムはボッシュとランドローバーの共同で開発されたものであり、ランドローバーのディスカバリー・スポーツは、このステレオカメラと緊急ブレーキシステムを標準装備としている。ディスカバリー・スポーツはユーロNCAPの評価においても5つ星の安全評価を獲得しており、また、イギリスの自動車誌「What Car?」による安全評価でも2015年の最も安全な車として「Car of the Year Safety Award 2015」を獲得している。
加えてボッシュのステレオビデオカメラは、ディスカバリー・スポーツのその他のアシスタンスシステムである道路標識認識機能や車線逸脱防止警告のシステムにも使用されている。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
ボッシュ プレスリリース
http://www.bosch-presse.de