ZF、買収から2年半を経てTRWとの統合がほぼ完了

ひとつの会社として「ビジョン・ゼロ」を目指す
ドイツに拠点を置く自動車部品の大手サプライヤーであるZFは、TRWの買収から2年半が経過し統合がほぼ完了したことを、10月20日のプレスリリースで伝えた。当初は統合に3~5年が必要とみられていたことから、期待以上の成果をあげたことになる。

「安全」と「モビリティ」を重要なテーマに掲げるZFは、今後はTRWとの統合によりひとつの会社として「ビジョン・ゼロ」への道を進んで行くこととなる。

「見る・考える・行動する」を新たな主張とし、ZFはデジタル化やモビリティ、自律走行など将来のトレンドに対応できるインテリジェントシステムなどの幅広いポートフォリオを提供している。

今年度の売上高は360億ユーロを超える見込み
双方のベストアプローチにより、ZFとTRWはひとつの組織として競争力の高い構造を作り上げてきた。2017年1月以来、ZFのアフターマーケット部門は複合組織として機能し、大幅な利益増により今年度の売上高は360億ユーロを超える見込みだ。

「ビジョン・ゼロ」をテーマに、事故をゼロにし、ゼロエミッションによるモビリティの未来を実現するためZFはドライブラインやシャシー、安全技術などの分野に革新的な技術を用いたポートフォリオを拡大している。

自動車テクノロジーのリーディングサプライヤーとしてZFは、ステアリングやカメラ、センサー、制御ユニットなどをネットワーク化し、先進的なドライバー補助システムを実現している。また、軽量化や低燃費、耐久性なども実現させ、専門性の高いグローイングネットワークの「ビジョンゼロエコシステム」も導入している。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

ZF・プレスリリース
https://press.zf.com/