日本精工、ワイヤレスインホイールモータが優秀賞を獲得
2017年最優秀論文賞を獲得
日本精工は10月19日のプレスリリースにて、日本精工の技術部員が共同執筆を行ったワイヤレスインホイールモータに関する論文が最優秀論文賞を受賞したと発表した。この論文は米国電気電子学会より2016年に発行されたIEEEパワーエレクトロニクス部会論文誌に掲載されたものである。
日本精工の技術部員は共同執筆者として名を連ねた郡司大輔氏であり、東京大学堀・藤本研究室の博士課程にも所属している。この授賞式は米国のオハイオ州シンシナティで行われた。
共同研究で世界初となる開発
この論文誌に掲載された研究は世界初となるワイヤレス電力伝送を活用したインホイールモータの開発および実際に道路で実車走行を行ったものである。これは日本精工および東京大学大学院新領域創成科学研究科の研究チームおよび東洋電機製造株式会社と共に開発してきた。この論文では、今まで必要不可欠であったモータの電気配線を取り払い、ワイヤレスでも電力を送ることができる画期的な技術を紹介している。この技術は磁界共振結合を用いた電力伝送でワイヤレスを実現している。この研究の成功は乗用車に新しい光を与える開発となったと言えよう。
(画像はプレスリリースより)
▼外部リンク
日本精工 プレスリリース
http://www.nsk.com/jp/company/news/2017/1019a.html