日本精工、天安工場の開所式を行う

天安工場の開所式を開催
日本精工は10月23日のプレスリリースにて、10月20日に韓国の天安工場の開所式を行ったと発表した。現在、全世界において、自動車向け自動変速機の需要が急激に伸びており、精度の高い軸受を生産していくことが必要になっている。

今回、韓国の天安工場で最新の自動化設備を導入し、今後の生産をスムーズにしていく対応を決定した。開所式では日本精工の社長である、内山氏が以下のように述べた。

「天安工場は環境に配慮した作りになっており、顧客への貢献だけでなく、信頼を獲得できる工場になるように努力しようと思っている。また、今後、グローバルNSKのモデル工場になると期待している。」

天安工場の概要と特徴
韓国NSK社天安工場は韓国の忠清南道の天安市に位置し、自動車用軸受を生産している。工場の敷地面積はおよそ90,000平方メートル、建築面積は20,000平方メートル、従業員総数は約200名である。操業開始は2017年10月からになっている。

この工場は高い生産性を持ち、生産モニタールームを設置している。ここでは統合制御ができるようになっており、最新の自動化設備を導入した。さらに、指紋認証システムの導入で、より一層、セキュリティ強化に力を入れている。

その他にも、環境を考慮し、太陽光、風力を用いた省エネに特化した電力供給、環境負荷の低減を実現した。また、従業員にも働きやすい工場になっており、安心して働くことができる。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

日本精工 プレスリリース
http://www.nsk.com/jp/company/news/2017/1023a.html