GKN、FCAのSUVにモータースポーツ用技術を供給

FCAと共同開発
自動車部品の大手サプライヤーであるGKNドライブラインは、フィアット・クライスラー・オートモービルズと共同で開発したリヤ・ハーフシャフトとプロペラシャフトをグランドチェロキー向けに納入することを明らかにした。

これらの部品は従来品よりトルク耐久性が大幅にアップグレードされており、車両重量が5,300ポンドのSUVモデルであるグランドチェロキーの0-60マイルの加速性能を僅か3.5秒とすることを可能にしている。
モータースポーツ向け技術を活用
GKNドライブラインのCVJエンジニアリング担当バイスプレジデントのUwe Paksa氏は次のように述べている。
「航空宇宙素材であるスチール合金300Mを使用することで、グランドチェロキー トラックホークのリヤ・ハーフシャフトの従来の量産車用部品と比較して42%も剛性が高い。これはGKNのモータースポーツ事業部の設計を基にしており、これをベースに更にハーフシャフトの肉厚を増すことで6.2リッターV8エンジンが発生する最大トルク645lb-ftに対応している。」
(プレスリリースより引用)

また、このハーフシャフトと同様の部品が、過酷なレースで知られている世界ラリー選手権やダカール・ラリーに参加する車両にも採用されている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

GKNドライブライン プレスリリース
http://www.gkn.com/