コンティネンタル、China Unicomの子会社と新しい合弁会社を設立

自動運転やネット接続車両などの先進技術を開発
コンティネンタルは23日、China Unicomの完全子会社であるChina Unicom Smart Connection(以下、CUSC)と、合弁会社「Unicom Continental Intelligent Transportation Technology」(以下、UCIT)を設立したことを発表した。

両社は、2017年4月に開催された上海モーターショーのプレスデー初日である19日に、戦略的合弁会社の契約を締結しており、およそ半年にわたる準備と政府機関責任者のサポートもあり、新しい合弁会社の正式な設立を発表することができた。

コンティネンタル中国の社長兼CEOであるEnno Tang氏は、自動車業界の状況について、前例のない変革を経験しており、自動運転や電化、ネット接続などの主要なトレンドが未来のモビリティを形成していること、インテリジェントな接続車両の開発のために、データやソフトウェアサービスの需要が増加していることに言及し、次のように述べた。
「UCITの設立は、中国における我々のITSビジネスに向けた開発のマイルストーンであり、新会社は、中国において増加している市場の需要を充足させるために、オーダーメイドの接続車両関連製品やサービスを提供していきます。そして、我々は、この新しい会社が接続車両の開発を促進することを確信し、未来のモビリティが迅速にスタートすることに専心します。」(プレスリリースより引用)

活発な中国市場に適応
一方、China Unicomの上席副社長であるJiang Zhengxin氏は、同社とコンティネンタルが、2011年から戦略的な協力を開始しており、長い期間の協働の後に正式にUCITが設立されたことを示し、次のようにコメントした。
「UCITは、世界市場の配置を積極的に変革することを目指して、China Unicomとコンティネンタルの力を活用し、ソフトウェアとハードウェアの統合されたソリューションとオペレーションサービスを提供するために、国内と世界の先進サービス能力を作り上げ、自動運転やインテリジェントな輸送の分野において世界をリードする技術サービス会社となります。」(プレスリリースより引用)

UCITは、コンティネンタルとCUSCが50%ずつ共同出資しており、上海虹橋ビジネス地区に拠点を置く。そして、中国市場のダイナミクスに適応するようなITSソリューションとモビリティサービスを開発し提供していくことを目指していく意向だ。

(画像はプレスリリースより)


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