マンウントフンメル、リサイクル合成繊維の媒体を使用したエアフィルターを開発

リサイクル繊維で高性能のろ過を実現
マンウントフンメルのブランドMANN-FILTERの新しい「C 24 005」エアフィルターは、リサイクル合成繊維から作られたろ過媒体を使用している。

マンウントフンメル、合成エアフィルターエレメント担当であるTill Batt博士は、次のように説明した。
「このろ過媒体には、1平方メートルあたり、1.5リットルのペットボトル2本分から作られたプラスチックが含まれています。我々の目標は、新しい開発においてリサイクル繊維の量を80%に増やすことです。」(プレスリリースより引用)

エアフィルターは、多層の「MICROGRADE A-S」ろ過媒体のおかげで、卓越したろ過を達成しており、0.001から0.352ミリメートルの範囲で、99.5%の汚染粒子を除去している。比較すると、人間の髪の毛は0.05から0.07ミリメートルである。

サービス提供期間全体を通した、その高い汚染物保持能力のおかげで、エアフィルターは、繊維素媒体を基本とする従来製品におけるフィルター媒体面積の30%しか必要としない。

トヨタモデルに供給
「C 24 005」エアフィルターは、ほこりの多い条件下でも自動車メーカーが定めた交換間隔を満たし、そして難燃性を特徴としている。また、独特の外観を与えるリサイクル繊維による緑色によって、他のエアフィルターとは異なっている。

この新製品は、様々なトヨタモデルのために2017年11月からヨーロッパ市場のOEM製品で利用可能である。さらに、革新的な媒体を持つエアフィルターも既に開発中だ。

持続可能な林業を擁護
ろ過の専門家マンウントフンメルは、エアフィルターのための環境に優しいろ過媒体で、持続可能な林業を数年間擁護してきた。技術的な仕様を満たすだけでなく、企業が持続可能で環境に優しい方法で事業を行うことが最優先事項であり、その中で資源の保全は重要な要素となっている。

したがって、マンウントフンメルは、認定ソースからの木材のコンテンツを持った製品を製造することが可能となるように、森林管理協議会(FSC)のガイドラインに沿って認定された2つの生産拠点を持っている。

マンウントフンメルは、最先端の技術を保持するために、様々なフィルター媒体メーカーと協力して、継続的にフィルター媒体を強化している。

(画像はプレスリリースより)


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