曙ブレーキ工業の製品、ボルボの新型車「ポールスター1」に採用

高いブレーキ性能と快適性を実現
曙ブレーキ工業株式会社は、スウェーデンのボルボ社の高性能ブランド「ポールスター」より発売される新型高性能クーペに、同社のフロント6ポットキャリパーおよびブレーキパッドが採用されたことを発表した。

このディスクブレーキキャリパーは、高級車・高性能車向けに開発した6ポットアルミ製モノブロック対向ピストン型キャリパーで、一体型にプレスされたもの。キャリパーは、効率的な冷却のために400×38mmの穴が開けられたディスクと結合している。

また、高性能パッドと併せて、高速、高負荷、高温制動時のブレーキ性能と、高価格車としての快適性といった特性を実現している。

ターボチャージャー付きで高馬力の電気ハイブリッド車
ポールスター1は、電気ハイブリッド車であり、前輪を駆動するガソリンエンジンと後輪を駆動する2つの電動モーターを備えたプラグインハイブリッドパワートレインが搭載されている。

ポールスター1の燃焼エンジンは、高性能ガソリンの直列4気筒エンジンで、スーパーチャージャーとターボチャージャーを搭載している。機械化されたスーパーチャージャーは、低速から中速のエンジンスピードから最大3,500rpmまでのトルクを加える。そして、ターボチャージャーが引き継ぎ、パワーとトルクを最大にまで加える。

2つの電動モーターは最大で80kW(109馬力)のパワーを供給し、その組み合わせで、後輪において160kW(218馬力)のパワーと480Nmのトルクを発揮している。これらの電動モーターに加えて、ポールスター1には、34kW(46馬力)と150Nmのトルクを示す統合スタータージェネレーターが装備されている。

ガソリンエンジン、電動モーター、統合スタータージェネレーターが組み合わせられた最大出力は600馬力、トルクは1000Nmとなっている。

(画像はプレスリリースより)


▼外部リンク

曙ブレーキ工業株式会社
http://www.akebono-brake.com/