ブローゼ、新素材による後部座席構造部品がMATERIALICAデザイン技術賞金賞を獲得

環境にも優しい高性能素材
ブローゼは、環境負荷ゼロの熱可塑性ガラス繊維強化織物(オルガノシート)による後部座席ストラクチャーが、2017年MATERIALICAデザイン技術賞の製品カテゴリーで「金賞」を獲得したことを発表した。同社は2014年に続いて2回目の受賞となる。

MATERIALICA賞は、2003年に開始した世界のデザイン部門における最も権威ある賞の1つであり、優れたデザインとハイテクの専門技術を組み合わせた製品とコンセプトを評価したもの。

この賞の主催者であり、MunichExpo Veranstaltungs社のマネージングディレクターであるRobert Metzger氏は、次のようにコメントした。
「有名な企業によるアプリケーションがノミネートされていなくても、賞に貢献した品質のレベルが向上していることを嬉しく思います。」(プレスリリースより引用)


軽量化でコストも削減
後部座席用の折りたたんだオルガノシートは、従来のスチール・バリアントと比較して40%となる1.5キロ軽量化されている。そして、12個の単一部品と3個の溶接アセンブリが不要となり、コストが削減された。

ブローゼは、ランドローバーディスカバリーで使用するために、ドイツのコーブルクで製品を生産している。これは、軽量素材から作られた量産向けの安全で重要な構造部品である。

ブローゼの上級副社長であるPeriklis Nassios氏は、次のように述べた。
「環境負荷が無いことは、オルガノシート製品の大量生産における我が社の専門知識を証明しています。我が社の戦略が正しいことが再度示されたこの受賞を大変嬉しく思っています。我々は、この材料からの新しいシート部品を既に開発しています。」(プレスリリースより引用)

授賞式は、ミュンヘンで開催されていた国際自動車ショー「eMove360° Europe」の中で、10月17日に行われた。「材料」「製品」「サーフェス&テクノロジー」「CO2削減効率」のカテゴリーにおいて、18社が受賞している。

(画像はプレスリリースより)


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